観光施設の盛り上げにデジタルスタンプラリーを活用
【インタビューのご対応いただいた皆様】
デジタル課 俣田様
セールス課 大石様
デジタル課 伴様
俣田様)当社は、新聞やチラシなどの紙媒体に加え、デジタルツールの特徴を組み合わせ、お客様の利便性を追求し情報発信を担う会社です。
株式会社ショセキ
俣田様)キュリア導入前にはARのシステムを利用しておりました。ただユーザーが体験するにはアプリをダウンロードさせるという仕組みになっており、この点がネックだと感じておりました。
そんな時キュリアを知り、「ゲーム性のあるコンテンツが簡単に作れる」「アプリ不要、QRでOK」という点に惹かれ導入に至りました。
大石様)はい、例えば石川県の一般社団法人白山市観光連盟様にご採用頂きました。キュリアの採用に加え、付帯する印刷物を受注することができました。
大石様)白山市ならではの観光資源を活用した誘客事業や、観光情報の発信などを推進されている同連盟に飛び込みで営業をかけました。
弊社を選択するメリットを提供し、課題の解決を一緒に楽しむことができればと考えており、白山市観光連盟様には「キュリアがあれば良い提案ができる」と思い商談に臨みました。
初めてお会いしたご担当者にキュリアを活用した誘客を提案したのですが、とても興味を持って耳を傾けて頂け、「上席に伝えたいので提案書を持ってきください。」とすぐに話が進みました。
大石様)白山市は海も川も山もある非常に自然豊かな地域です。市内にはその地形を活かした5つの城跡があり、観光スポットにもなっています。ご担当者から城跡をめぐるスタンプラリーの構想を伺い、キュリアを使って拡張性を持たせたデジタルスタンプラリーを提案しました。
具体的な提案のポイントは、キュリアの機能活用で誘客ができる、デザインQRが自由につくれる、ログが取得できる、学習の要素を盛り込むことができる、インストール不要で気軽に楽しめる、などです。
大石様)白山市内の5つの城跡を回遊してもらう企画になっています。
城跡は屋外でほとんどが山間部にあるため、それぞれの城跡の周辺にある協賛施設にQRコードを設置して頂きました。城跡を散策したあとはQRコードを読み込むために自然と隣接の施設へ向かう導線が引かれており、施設を利用すると各城跡の「御城印缶バッジ」や施設ごとに異なる特典がGETできます。
さらに5ヶ所のスタンプをすべて集めると、パーフェクト賞として抽選で素敵なプレゼントが当たります。
伴様)キュリアはデザインの自由度が高いのでお客様からのご要望にお応えすることができるのがよかったです。
特に各城跡の「御城印」をデザインQRで出力できることが喜ばれました。城好きの方が多く参加されるイベントなので細かい点までカスタマイズできる点が使いやすかったです。
またコンテンツにも工夫を凝らしています。キュリアのデジタルスタンプラリーは基本的に2段階での特典付与しか設定できません。ただ自由な組み合わせができるのでそれを活かした設定にしました。
具体的に申し上げますと、今回スタンプを1つ貯めて、各施設の掲げる条件をクリアすると缶バッジがもらえるようにしております。工夫したのはスタンプを貯めた画面からクーポンを設置した特典ページにリンクするようにしたことです。
そうすることでスタンプ1つ獲得する度にデジタルクーポンが付与できるようになりました。
また城跡のことも学べるようにキュリアで各城跡の専用説明ページも作りました。城好きな人の知識欲も満たせたのではないかと思います。
伴様)1ヶ月半ほどかかりました。
大石様)反響について直接お店にヒアリングしたところ、例えば九谷焼のショップではイベント開始直後からお客様が増え、バッジをコンプリートするために来店者の約半数が1,000円以上の商品を購入してくださったそうです。県外の方も多く、城好きの多さに驚いたとおっしゃっていました。
ここでは「QRコードを読み込んだうえ、1,000円以上の商品を購入した方に御城印缶バッジをプレゼント」という、来館者数や売上アップを狙った条件設定がうまく機能しています。
ほかのQRスポットにも同様の仕掛けを施しており、文化施設や飲食店ではお客様が増え、道の駅ではソフトクリームがたくさん売れたと聞いております。
数字で見ると1ヶ月で約600名のお客様に参加頂けましたので、ログを分析して今後に活かしていきたいと思います。
大石様)はい、横展開の実績もできております。
某市役所ではコロナ禍でイベントができず、ようやく開催のめどが立ったイベントに対して白山市観光連盟様の事例をもとにデジタルスタンプラリーを提案したところ、企画段階の予算を作るところから入り込むことができ、スタンプラリーと付帯する印刷物を高額で受注することができました。
お客様の想いに沿ったカスタマイズができることがキュリアの強みであると思います。
今後もキュリアの活用を切り口とした印刷物の受注、売上の拡大に繋げていきたいと思います。
ーありがとうございました。