LPとフォームを組み合わせ 自治体の認知度調査で活用!

株式会社総北海
営業推進室 源様  営業部 生駒様


株式会社総北海様について教えてください。


源様:当社は、北海道の旭川に本社工場を置く印刷会社です。

札幌と東京にも営業所があり、道内は全域を対象としています。

工場では枚葉機を保有しているため、周年事業の記念誌や社史、会社概要のパンフレットなど製本が必要な印刷物を得意としています。


創業75年を迎える道内では老舗の印刷会社ですので、官公庁から民間のお客様まで幅広くお付き合いがございます。

また、会社の理念として、トータルメディアでお客様のサポートをすることを掲げております。

昔はCD-ROMを印刷物につけることも多くありましたが、近年はデジタルの相談をいただくことも増えているため、Web制作やARツールのサービスも手がけております。


株式会社総北海

https://www.sohokkai.co.jp/



キュリアを導入したきっかけを教えてください。


源様:導入検討の時期は、ちょうどコロナが流行り出した頃だったんです。

イベントが減り、印刷物も減り、案件の増刷もなくなり、と、かなり影響が出始めた時期だったので、何かデジタルを使って非接触型の提案ができないかということを考えていました。


そんな中、最初にキュリアを知ったきっかけは、FFGS様からのご紹介でした。

当社では元々、デジタルと印刷物を掛け合わせた事業展開をしていくという方針があり、すでにCOCOAR(ココアル)という他社のARサービスを導入していました。

キュリアとCOCOARは全く別のサービスですが、例えばスタンプラリーができる等、同じことが実現できる機能はあります。

それぞれに特徴があり、一長一短あると理解しているので、どちらが良い悪いではなく「お客様の選択肢が増える」ということが一つ導入のポイントだったと思います。


また、例えば COCOARだと、利用する際に専用のアプリをダウンロードする必要がありますが、キュリアはアプリ不要で利用することができます。

そのため、これまで以上にお客様へ提案できる幅が広がるということもポイントでした。


印刷業だけで売上を立てていければ良いのですが、業界全体でかなり売上が減っています。

当社も例外ではなく、デジタルにも力を入れていかないといけないと思っています。

その方針とマッチするサービスだったため、キュリアを導入しました。



キュリアを使った案件について教えてください。


生駒様:今回は、北海道の日高振興局管内にある平取町の観光協会で採用いただきました。

当社は、自治体とも古くからお付き合いがあります。

そのため、キュリアを導入してから、まずは新サービスのご紹介ということで平取町観光協会(現:(一社)びらとり観光協会)に「専用アプリなしで、スマートフォンさえあれば誰でもできます」と話を持っていきました。

そこで「見積もりが欲しい」と興味を持っていただけたんです。

その後、イメージを具体的に持っていただけるようにキュリアで作成した LP(スマホサイト)をサンプルとして一緒に提示しました。


提案時に、先方から「平取町の知名度を測るためのアンケートをしたいと考えている」と伺ったので、キュリアの LPとフォームを組み合わせた提案をしました。

参考見積もりとあわせて「ゼロから新たにシステムを構築するよりも、コストを抑えてキャンペーンを打てますよ」という話をしたところ、非常に喜んでいただき採用に至りました。


タイミングが良かったこともありますが、先方のニーズに合わせてキュリアを使った提案が刺さったことがポイントだったと思います。



実施内容について教えてください。


「平取町を知ってよ!キャンペーン!」と銘打って実施しました。

実施時期は、2021年12月1日〜2022年3月31日の 4ヶ月間です。

企画内容は、平取町民以外の方限定で、平取町に関するアンケートにお答えいただくと、抽選で平取町の特産品をゲットできるというものです。


QRコードからキャンペーンサイトに飛んで、そこからアンケートフォームで回答していただくという流れで実施しました。

QRコードの配信方法は、SNS、新聞広告や雑誌広告、道の駅にA4ポスターを貼るなどです。

お客様は元々 SNSだけで配信しようとしていたのですが、それだと母数が少ないだろうということで様々な媒体も利用することになりました。


平取町を知ってよ!キャンペーン!

https://biratori-kanko.jp/biratori_sitteyo_campaign/





結果について教えてください。


生駒様:はい、キャンペーン情報は、SNS、HP、情報誌、新聞広告、ポスターなどで告知しました。キャンペーンへの流入はデザインQRからです。

キャンペーン終了後には、応募いただいたフォームの回答内容をまとめ、クライアントに結果報告をしました。


まずキャンペーンの結果についてですが、

ページビュー総数は 2,941、ユーザー数は 1,582、応募数は 595件となりました。

ユーザー数に対して 37%と、約3人に1人以上が応募してくれたのは嬉しいですね。


注目点としては、ページビュー数及び応募数の約60%が 2月に集中しており、2月に出稿した新聞広告の影響が大きかったことです。

キャンペーンへの流入経路も、紙媒体からの流入が約36%、SNS・HPが約15%、テレビが約10%と、紙経由での流入が最も多くなりました。

ここでは、既存のマスメディアの影響力を再確認できて良かったと思います。


年代別では、10〜70代と幅広い年代の方がキャンペーンに参加してくださり、男女共に 40代・50代の参加者が多い結果になりました。


また、応募フォームの設問は自由記入欄でしたが、そこの回答率が高かったことも良かった点ですね。


 設問1:平取町のことで知っていることがありましたらお書きください。

 結果1:応募総数595件中、564件回答有り(94%)


 設問2:どのようなものがあれば平取町へ来訪したいと思いますか 。

 結果2:応募総数595件中、575件回答有り(97%)


 回答いただいた中では、

 ・このキャンペーンで平取町のことを初めて知りました。

 ・びらとり和牛がとにかく美味しい。また食べに行きたい。

 ・アイヌ資料館を機会があればじっくりと見学したい。

 など、様々なご意見をいただくことができ、先方の要望に応えられる結果になったと思います。






今後について教えてください。


源様:平取町の案件は、実は同様の企画内容で第二弾も進んでおります。

継続的にお仕事をいただけたのは、今回の企画でご満足を得ることができたからだと思うのでありがたいですね。


平取町を知ってよ!キャンペーン2

https://biratori-kanko.jp/sitteyo2/


2023.3.31まで実施中ですので、道外の方も是非ふるってご参加ください!




また、対外的な案件だけではなく、自社媒体での活用もしております。

当社では ここ数年 採用情報に力を入れております。

地元の高校生をターゲットに、地元の企業を紹介する雑誌を自社で出版しているんです。


旭川の高校生に向けた就職応援誌「COURSE」

https://www.sohokkai.co.jp/publishing/course.html


札幌近郊の高校生に向けた就職応援誌「Ready」

https://www.sohokkai.co.jp/publishing/ready.html



   



そこで各社の紹介枠にデザインQRコードを入れて、読み取ると各社員のインタビュー動画が見れるという企画を打っています。

モノクロQRと比べると デザインQRは特徴的なので、その物珍しさを利用して、ユーザーが読み取る母数を増やす狙いもあります。

キュリアは、QRコードを作成した後でも、中身であるコンテンツだけを変更できるため使い勝手も良いですし、こういった自社活用で得られたヒントを、顧客への提案にも活かしていきたいと思います。



ーありがとうございました!


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