商業施設の抽選イベントで活用! 前回比3倍以上の成果も!

株式会社高速オフセット⑥
営業四部 金 佳妙様

前回、居酒屋A様の来店イベントの事例をお話いただいた、
株式会社高速オフセット様に京都河原町ガーデンでのイベント事例をお伺いしました。

前回のインタビューはこちら
https://qlear.net/cases/44

京都河原町ガーデンは、住友不動産が運営する商業施設です。

京都河原町ガーデン
https://www.kyoto-kawaramachigarden.com/

「2022年SUMMER大抽選会」での活用事例について教えてください。

元々 前任の担当者が、京都河原町ガーデン様に飛び込みでフロアマップの営業をしたことがきっかけでお付き合いがありました。

そこから、館内のポスターやイベント企画など提案の幅を広げていき、今回の「SUMMER大抽選会」イベントでは、キュリアを交えた企画提案が採用されました。

イベントの内容について教えてください。

このイベントは、いつも施設をご利用いただいているお客様へ、日ごろの感謝の気持ちを還元することを目的に実施致しました。

具体的な内容と流れは以下の通りです。

抽選券配布期間:2022年7月08日(金)~24日(日)
抽選日    :2022年7月22日(金)〜24日(日)

①抽選券の配布期間中に、京都河原町ガーデンにて対象金額を購入したお客様へ、
 抽選券を配布。(抽選券1枚で、抽選1回チャレンジできる)

②お客様は、抽選券を持って抽選期間中に京都河原町ガーデン内にある
 イベントスペースへ向かう。

③イベントスペースに用意したタブレットをタップして、ガチャを回す。
 当選(1等〜6等)をすると、施設で使える商品券やお食事券がもらえる。

結果について教えてください。

抽選期間は3日間だけでしたが、参加者の総数は約4,000組でした。
デジタルガチャの回転数でいうと、3日間でなんと20,000回を超える結果となりました。
実は、コロナ前の2019年の夏にも同様のイベントを実施しているのですが、当時の結果を上回る結果を得ることができました。

夏休みの期間でもあったため、小さなお子様にも楽しんでいただけたようで、クライアント様にも大変喜んでいただきました。

「クリスマスプレゼントキャンペーン」での活用事例について教えてください。

はい、上記の「SUMMER大抽選会」などでは、イベントスペースを用意して、抽選に参加するお客様には そこに来ていただく必要がありました。
ただ、オフラインだとどうしてもイベントスペースに配置するスタッフの人件費がかかってしまいます。

いつも施設をご利用頂いているお客様への「還元施策」である抽選会は継続しつつ、人件費等オフラインならではのコストを削減する。それによって、他の「集客施策」も行えないかという意図があり、オンライン上での抽選会実施を提案しました。
それが、今回の「クリスマスプレゼントキャンペーン」です。

イベントの内容について教えてください。

いつも施設をご利用いただいているお客様へ、日ごろの感謝の気持ちを還元することを目的に実施しました。この点は「SUMMER大抽選会」と同様です。
しかし、今回は完全オンラインでの実施にしたため、オフライン実施時にかかっていた人件費が浮いた分、景品も豪華にしました。

具体的な内容と流れは以下の通りです。

応募期間:2022年12月02日(金)~25日(日)

①京都河原町ガーデンの対象店舗で 1,000円のお会計ごとに
 応募ナンバー入りの抽選券1枚を配布。

②お客様は、応募券の裏面に印字されたQRコードを読み取って専用サイトへ。
 応募券に印字された応募ナンバーを入力して送信。
 (賞品は、応募券の枚数に合わせて選べる)

※賞品は、5,000円コース、3,000円コース、1,000円コースの 3コースから選べ、
 A〜H賞までの 8つを用意、また応募口数に限らず 必ずもらえる割引クーポンも用意。

工夫したポイントはありますか?

本キャンペーンでは、コースごとに応募口数が変わります(5,000円コースの場合、応募券5枚で1口となる)。
そのため、A〜H賞までの景品ごとに 8つの応募フォームを作りました。
お客様がわかりやすいよう各ページごとにデザインを変えたところが工夫した点です。

結果について教えてください。

約20日間の応募期間で、14,800人ほどが応募してくれました。
SUMMER大抽選会の時は参加組数が4,000程度だったので、応募期間の差はあれど、3倍以上の実績を出すことができてクライアントにも非常に喜んでいただきました。
完全オンラインにしたことで、いつでもどこでも抽選に参加できるというメリットを上手く活かせたと思います。

今回の印刷物は、ポスターやバナー、チラシや商品券をはじめ複数ありました。
最も多いものだと、応募券は20万枚刷っています。
デザインも自社でやっていますし、イベントの企画から入っているため、まとまった発注をいただくことができています。

この案件に限ったことではありませんが、キュリアは 単体で提案するのではなく、営業ツールとして活用することがポイントだと思います。その結果、印刷物とセットで受注できるケースが多いです。

高速オフセット様は、キュリアを組み合わせた案件を多く獲得されていますが、
そのポイントや、社内での変化などがあれば教えてください。

既存のお客様にお話を伺うと、「Webやデジタルには何かしら取り組みたい」「しかし、その知識がない」というお客様はたくさんいらっしゃいます。
そんなお客様に対して、取り組みやすく、費用も抑えてご活用いただけるのがキュリアだと思っています。
私ども営業目線でも、お客様の導入障壁が低く、印刷物との親和性が出しやすい武器があるため提案がしやすいです。何よりお客様とのコミュニケーションのきっかけが増えたのはプラスでした。

社内の変化としては、まず お問い合わせが増えました。デジタルへの取り組みをしたい人が増えているのではないかと思います。
当社では キュリアを、自社オリジナルのサービス名称で、自社のホームページにてPRしています。
それを見て問い合わせをしたお客様からは、デジタルを取り入れた企画の相談をいただくため、話のスタートが印刷物ではなくデジタルです。
とはいえ、QRコードを印字する媒体は必要になりますし、販促媒体としても印刷物が不要というケースは少ないため、結果としてどちらもお任せいただくことが多いです。

また、提案する際のポイントは、キュリアのサンプルをお見せすることです。
やはり実際にご覧いただくとイメージを持っていただきやすいですね。
これまでの営業活動では、どうしても紙の話からスタートするしかなかったのですが、後から紙が付いてくるような商談スタイルができることは強みになっていると思います。

また、受注した案件の共有なども行っています。
当社では、2022年度から新たに「営業推進部」が設立されました。
営業部が、これまで以上にお客様とコミュニケーションが取りやすいように、営業ツールの取りまとめや、支援をする部署です。

お客様からは「企画から提案して欲しい」といわれるケースが増えています。
そして、業界全体で紙の売上が減っている中、原価高騰による追い討ちも続いています。
そんな中、印刷物の受注だけではなく、企画やデジタルも交えた提案営業ができるようにならないといけない という経営層の想いがあって新設されました。

営業推進部が、社内の受注事例などを資料にまとめて共有してくれるので、営業はその成功事例を参考にして活動ができています。
そういった社内の変化があり、実際に私の上司やチームの人も「印刷に限らず新しい知識を入れていこう」という意識が高い人が多いと感じます。
全社一丸となって引き続き成果を出していきたいと思います。

ーありがとうございました!